セックスレスが辛い！離婚まで考えた40代主婦がとった行動とは！？【体験談】

まず、自己紹介をさせていただきます。私の名前は「ちさと」（仮名）、43歳、無職で主婦をしています。夫とは結婚してから15年、現在子供はいません。この度は、私の体験談をお読みいただきありがとうございます。私の話が少しでも誰かの役に立てれば幸いです。

辛いセックスレス

不幸と夫の不倫

私たち夫婦が初めての大きな試練に直面したのは、私が27歳のときでした。私はその年に、待望の子供を授かり、幸せいっぱいだったのですが、突如としてその幸せは奪われました。妊娠5ヶ月での流産は、私にとって大きな打撃でした。しかし、それ以上に痛かったのは、その直後に明らかになった夫の不倫の事実でした。

夫の不倫相手は、当時夫が勤めていた同じ県のIT企業の同僚、田中（仮名）という女性でした。その女性との関係を告げられたとき、私はひどく落胆し、裏切られたと感じました。流産の悲しみに加え、夫からの信頼を失ったことで、私の心は底なしに落ちていきました。

15年間続くセックスレスと心の孤独

夫はその後、不倫を悔い、私に謝りました。彼の反省の言葉と行動に、私は「やり直そう」と決心しました。しかしその後、私たちの間には何かが変わってしまったようで、セックスレスの生活が続くこととなりました。私たちは27歳の時から、つまり約15年以上もの間、一度も身体の関係を持つことがありませんでした。

私は夫を愛していたし、身体の関係を持ちたいと思っていましたが、夫はなかなかその気持ちに応えてくれませんでした。毎日、そのことで苦しむ日々が続き、心はどんどん孤独になっていきました。ある日、夫が深夜までPCに向かっている姿を見ながら、「このままではいけない」と心の中で囁いていました。

私のセックスレス体験は、心に深い孤独と切なさをもたらしました。特に誕生日や記念日、夜のベッドタイムなど、カップルとして親密な時間を共有する機会があるときには、その痛みは一層増していました。

一例を挙げますと、私が40歳の誕生日を迎えたときのことです。あの日、夫は私のために素敵なレストランでのディナーを予約してくれました。私たちは県内にある有名フレンチレストランで、美しい夜景を見ながら贅沢な食事を楽しんだのです。私は、夫がこんなサプライズを企画してくれたことに感謝の気持ちでいっぱいでした。しかし、その一方で私の心の中では別の思いが募っていました。夫は美味しい食事や夜景に感動していましたが、私は「今夜こそは…」と期待していました。

しかし、夫はレストランでのディナーが終わるとすぐに家に帰り、いつものようにPCの前に座って仕事を始めました。私は深夜まで彼を待ち続けましたが、彼から何も言葉はありませんでした。私は自分のベッドで、40歳の誕生日を一人で泣きながら過ごすこととなりました。このような経験が積み重なることで、私の心はさらに孤独感と切なさで満たされていきました。

このように、私たち夫婦のセックスレスは、私の心に深い傷として残り、その痛みは日々増していきました。私は何度も夫に話をしようとしましたが、彼はいつも私の言葉を無視し、PCやテレビに夢中になっていました。そのため、私は自分の感情を抑え込むことが日常となり、心は次第に荒んでいきました。

辛いセックスレスの日常から変化を求めて離婚まで考え始める

夫婦生活の行き詰まり

私たちの生活は日々、退屈な繰り返しとなっていました。夫は一日の大部分をPCやテレビに費やし、私たちの夫婦時間は減少していました。私の提案で何か楽しむ機会を持つことを望んでいましたが、それが叶うことはほとんどありませんでした。特に夫との肉体的な接触が全くないことが、私の心を深く傷つけていました。私の体は、長い間、夫から無視され続けてきました。

ある日、一人でカフェに出かけ、美味しいランチを楽しみながら、夫がいない自由な時間を満喫しました。しかし、その楽しみを共有したい相手が夫であると気付いたとき、心が痛みました。家に帰ると、夫は相変わらずPCとテレビに向かっていました。

離婚を考える

この日を境に、私は初めて夫との別れを真剣に考え始めました。私たちは結婚して15年、心から愛しているのに、夫婦としてのコミュニケーションが全くとれていない現実に直面しました。このままでは私たちはただのルームメイトに過ぎないと感じました。この15年の間に体は変わりましたが、女性としての欲求もまだあるにも関わらず、それを満たすことができない私の生活に悔しさを感じました。

離婚を考えるとき、経済的な不安や社会からの視線、新しい生活への不安など、頭をよぎる思いはたくさんありました。しかし、夫とのセックスレスを終え、自由で新しい可能性のある人生を手に入れることが、私の中で最も強く響きました。

離婚の考えから一転、出会い系サイトへの一歩

出会い系サイトを知る

ある雨の夜のことでした。私は夜も更けた静かな部屋で、スマートフォンをいじりながら眠りにつこうとしていました。その時、画面上にふと現れた広告。それは『中高年のための出会い系サイト』という見出しと一緒に、モザイクがかかっていましたが、実際のそのサイト使った女性らしき一人の女性が笑顔でカメラを見つめる写真が添えられていました。

その女性の笑顔は、何年もの間自分から遠ざけていた、幸せそうな女性の表情でした。彼女の口元に映る喜びや充足感が、私の心に響きました。そこには新たな出会い、新しい可能性、そして今までの生活からの脱却という希望が映し出されていました。

そこから、心の中にあった閉ざされた扉がゆっくりと開いていくような感覚がありました。その瞬間、私は決意しました。「自分の人生に新しい風を吹き込むチャンスかもしれない。」と。

そして、不安と期待が交錯する中、私はそのサイトに登録しました。登録ボタンを押した瞬間、恐怖もありましたが、一方で何年もの間抑えていた性欲と、自分自身の心の声をようやく聴くことができたという喜びがありました。

出会い系サイトでの初めての経験

出会い系サイトに登録した初日、最初に交流を持ったのは、同じく40代後半の男性、彼のユーザーネームは”ヒロシ”（仮名）でした。彼のプロフィールには、共感できる要素がたくさんありました。『週末はひとりで映画を観たり、読書をしたりします。』という彼の紹介文に、私は何故か強く共感を感じました。

緊張と期待に胸を膨らませ、私は彼に初めてメッセージを送りました。「ヒロシさん、初めまして。私も映画が好きです。最近見た映画は何ですか？」と。

彼からの返信は思ったよりも早く、それは私にとって何よりの安堵でした。「ちさとさん、メッセージありがとうございます。最近見た映画は”パラサイト 半地下の家族”です。面白かったですよ。」と彼は返してきました。

この一連のやり取りが、私の心に小さな変化をもたらしました。それは何年もの間閉ざされていた私の心に、新たな希望の光を差し込んだのです。

新たな出会いと辛いセックレスからの解放

信頼できる男性との出会い

登録から数週間が過ぎ、私はいくつかの人と接触を持ちました。その中にはちょっと変わった人、優しい人、そして少し怖いと思う人もいました。例えば、『ペットのイグアナと暮らしているんだ』と自己紹介に書いてあった男性や、過度に親密な関係を迫ってくる男性もいました。そのような出会いを経て、私は出会い系サイトの利用に慣れてきました。それは一種の冒険のようなもので、怖さと興奮が交錯する経験でした。

そんな中、私が出会ったのは”タカヒロ”さん（仮名）という男性でした。彼は50歳で、バンドマンをしているという個性的なプロフィールを持っていました。彼との会話は楽しく、何よりも尊重の念を感じることができました。彼は私の話を丁寧に聞いてくれ、私自身を理解しようと努力してくれました。それは何年もの間、私が欠けていたもので、彼との出会いは私の心に大きな影響を与えました。

デートとその後の関係

初めてタカヒロさんとデートしたのは、ちょっと変わった場所でした。彼がバンドの練習をする音楽スタジオに誘われたのです。ドキドキしながらスタジオに足を踏み入れると、彼はそこで私を温かく迎え入れてくれました。彼がギターを弾きながら歌ってくれるという、とてもユニークなデートでした。彼の歌声には、心からの情熱と誠実さが伝わってきて、それが私を安心させました。

デートを重ねるごとに、私たちの関係は深まっていきました。彼は私のことを気にかけ、私の話をじっくりと聞いてくれる存在でした。それは夫がしてくれなかったことで、その新鮮さと、彼からの理解を感じる喜びは、私の心情に大きな変化をもたらしました。彼と過ごす時間は、心地良く、そして心が満たされるものでした。私はタカヒロさんとの関係を通じて、自分自身の価値を再認識することができました。

私たちは心の繋がりを深めるとともに、私の長年の空白を埋めるような時間も共有しました。タカヒロさんとは身体的な関係も持つことになり、私の内側にあった欠落感が徐々に癒えていきました。ただし、ここで重要なことは、彼との関係が純粋に身体的なものではなかったということです。それは心と心のつながりがあって初めて生まれた絆で、私が求めていた”共感”と”理解”がそこにはありました。

長いセックスレスが生んだ欲求不満は、タカヒロさんとの出会いで満たされました。彼と過ごす時間は、私が再び女性としての自己を取り戻す場であり、内なる欲求を解放する場でもありました。それは決して下品な関係ではなく、むしろ愛情と共感に満ちた、心地よい時間でした。

このように、私のセックスレスによる苦悩は、タカヒロさんとの出会いと、彼との深い絆によって解消されました。彼との関係が進展するにつれて、私の心の中の傷は癒され、自分自身の価値を再確認することができました。

セックスレスが辛くて離婚まで考えていた私が、出会い系サイトを通じて得たもの

自己肯定感の回復

出会い系サイトに登録し、タカヒロと出会った経験は、私の人生に大きな変化をもたらしました。私は自分の価値を再認識し、自己肯定感を回復させる手段を見つけたのです。しかし、その過程は決して簡単なものではありませんでした。私は主婦としての役割と、自分自身の欲求との間で葛藤し、罪悪感に苛まれることもありました。

それでも、タカヒロとの深い関係を通じて、自分自身の感情や欠落感を認識し、それを肯定することができました。そして、その結果として、私は自分自身をもっと愛せるようになりました。

また、タカヒロとの深い関係が私の内側にある欲求や欠落感を埋めることで、自分自身を再び愛せるようになりました。セックスレスの壁を乗り越え、新たな関係性を築くことで、自分自身の価値を再確認できたのです。

現在の状況と感想

現在、私は夫との関係を続けつつ、タカヒロとの関係も大切にしています。この二重の生活は、しばしば私を自己矛盾に陥れ、罪悪感に苛まれます。しかし、私がタカヒロと過ごす時間は、私自身が本当に求めていたものを満たしてくれます。

私の心の中では、私の行動が必ずしも「正しい」ものではないことを理解しています。しかし、出会い系サイトを通じて、自分自身の問題に対処し、新たな出口を見つけることができたのです。

他のセックスレスの主婦へのメッセージ

私の体験が同じようにセックスレスに苦しむ皆さんに何かしらの勇気を与えられれば幸いです。私のように罪悪感に苛まれることもあるでしょう。しかし、何よりも大切なのは、自分自身を大切にし、自分自身の幸せを追求することです。

私が出会い系サイトを試したのは、自分の心と直接向き合うことが必要だったからです。それが小さな一歩であったとしても、その一歩が新たな自分を見つけるきっかけとなります。

しかし、その道のりは簡単なものではないかもしれません。そして、私のような経験が全ての人にとって最善の選択ではないかもしれません。あなたが選ぶ道は、あなた自身の内側にある答えを探すためのものでなければなりません。

自分自身を大切にし、自分自身の幸せを優先してください。どんな選択をしても、それはあなた自身の人生を豊かにするためのものであり、それが最も重要です。自分を責めるのではなく、自分を理解し、自分を許してあげてください。

夫との関係：離婚から現在へ

初めて出会い系サイトに手を出すきっかけになったのは、セックスレスによる絶望感と、夫との関係の行き詰まり、そして心の底からの孤独感でした。長年の関係の中で夫との感情的なつながりが薄れ、私たちはただ一緒に暮らす人になっていました。そんな状況で、離婚を真剣に考えるようになりました。

しかし、タカヒロさんとの出会いが私の心情を変化させました。自分自身の欲求を満たすために、そして自分の生活をより良くするために新たな道を探ることで、夫との関係に対する視点が変わりました。

離婚を考えていたとき、私は絶望的で、心に空洞が開いていました。しかし、今は、夫との生活は私の一部であり、その他の部分はタカヒロとの関係で補完されています。私はそのバランスを保つことで、日々を平穏に過ごしています。

この状況は、多くの人々にとっては理解しがたいかもしれません。しかし、私自身が自分の人生を判断するのは私自身であり、他人ではありません。私はこの状況を受け入れ、自分の心情と平和に向き合っています。